千葉県佐倉市立根郷中学校 卒業記念黒板ジャック!

千葉県佐倉市立根郷中学校にて、卒業記念に黒板をジャックしてきました。


ジャックしたのは第3学年の3クラス。
制作したのは油絵学科3年 薄羽由実子・池上亜紀・2年 中村香穂 の油絵科3人組です。


今回はなんと、卒業式当日に展示ができるようにと教頭先生の手作り黒板(!)に描かせて頂きました。
チョークののりも良くとても描きやすかったです。
先生方の生徒さん方に対する溢れる愛に貢献するぞと制作にも一層気合が入りました。

3年1組の黒板は中村さんです。
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今年成人式を迎えた中村さんは、中学時代の友人達が様々な道を歩んでいる姿を見て、中学校という みんなが同じ空間で学び過ごしていた特別な時間を思いながら描きました。

今回は、制作日に美術部の生徒さん達も来てコラボレーションしました。
後ろの黒板は美術部員のみんなが描いてくれました。

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筆者も当時こんなイルカ描いてたので何故か懐かしかったです。


3年2組の黒板は薄羽です。
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ただのスズメといえばそうなのですが、千葉県の県民鳥ホオジロと桜と菜の花、鹿島川とよく見ると根郷中の制服のネクタイとリボンが。(実際にこのような景観の場所はありません)

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なんとこの細かい桜と菜の花は美術部の3名にちゃっかり手伝って頂きました。笑
進路の話や今考えていることなどをお話ししながら、一緒に描くことができてとても楽しかったです!
ありがとう!


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後ろの黒板を桜で合わせてくれました。


3年3組の黒板は池上さんです。

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この3人の中で一番花を咲かせていました。(カンカンカンカンッ!)
花咲か爺さんが憑依したそうです。
何処へ続いていくのかは分からない道を車が走っています。


黒板ジャックでの縦構図は私は初めて見たのでとても新鮮な感じがします。


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後ろの黒板は、3年生の修学旅行での思い出を描いてくれました。





週明けの月曜日にお披露目をしました。
学生側の都合上、登校時間には間に合いませんでしたが、卒業式の練習の合間に軽く挨拶をさせて頂きました。

挨拶の後は、なんと先生方が制作過程のスライドを上映してくださいました。



これで終わりと思いきやなんと!



生徒「お礼に合唱を贈ります!」




なんと合唱のプレゼント!
エモーショナルすぎて泣いちゃうかと思いました。
描いて本当に良かったなぁと学生一同胸が一杯になりました。



その後は教室に戻って記念撮影。



3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!
ありがとうございました!



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(諸事情で2組の集合写真が載せられませんでした、ご容赦ください。)
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文 薄羽由実子


# by tabimusa | 2019-03-19 21:51 | 黒板ジャック | Comments(0)

旅ムサin杉並区立大宮小学校 出前授業編

 こんにちは!旅ムサin杉並区立大宮小学校リーダー油絵学科版画専攻2年石川瑞紀です。

 前回の杉並区立大宮小学校 黒板、窓ジャック編に引き続き、出前授業編を紹介していきます。

 前回記事にも書いたように、今回の旅ムサは展覧会の催しの一部として活動しているので大宮小学校は展覧会の真っ最中。展示スペースは体育館にとどまらず、校内全域に広がり自然と作品と触れ合える仕様になっています。学生たちもやることはしっかりやって、ちゃっかりと展覧会も楽しんでいます。

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 作品の展示ごとに、こんな素敵な装飾がありますからワクワクしちゃいますよね。展覧会目玉企画は6年生による集大成のファッションショー!身内でもないですし制作過程に携わった訳でもありませんが、学生年名かは鼻の奥がつーんと、、、。本当に感動的なショーなんです。小学生に戻りたい、羨ましいなあ〜。

 そんな大宮小展覧会の最終日16日(土)では、各学年外部講師を招いた図工に関連する特別授業が開かれています。画家の朝倉弘平さんや(大宮小校門の両脇にはカラフルで楽しい壁画が描かれているのですが、その壁画も朝倉さん指揮で児童とともに描いたものなんだそうです。残念ながら写真はありませんが検索したらでてきますので是非ご覧ください。)同じ杉並区内の美術専門学校の先生方、中には刃物工業さんの消しゴムはんこの授業もあったのでジャンルはかなり幅広いです。
 その中で私たちは現役美大生として3年生2学級の貴重な図工2時間も任せていただけることに。特別な授業なので、普段の図工の授業ではできない”美大生だからこそできる授業”を大宮小図工専科比嘉美咲先生と本学教授三澤一実先生のご協力、ご指導のもと授業内容を練っていきます。
 普段絵の具は筆で描いているだろうから、もっと発想を柔軟にして絵の具を身体表現と連携させ、さらに五感に通じた造形遊びしたらどうか、と考え、絵の具をふんだんに使った横断幕を制作することに。実験、試作、先生方のアドバイスを経て、前日はドキドキで会場準備を終えました。
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コケコッコー!授業本番当日。

授業開始まで学生間でシュミレーションをして動きを確認します。主に3年生の学級担任の先生と授業を進めていきます。

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最初に横断幕のテーマとなるおみくじを引いてもらいます。図工室にあった余り物でテーマ設定の畑おみくじを作りました。
我ながら可愛い出来です。

さ〜て何が出てきたかな?

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”しゅわしゅわ” ”きらきら” ”にょろにょろ”

などなど、、想像の余地を与えるために今回はテーマにオノマトペを起用しました。
各グループに配られた絵の具を最初は人差し指で触って見て、どんな感じがするかな?絵の具の素材遊びをします。


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次は、指で真っ白な不織布にまっすぐ線を引いてみます。すると、筆のように含みがないのですぐに線がかすれてしまうんですよね。
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「絵の具が冷たい、、。」
「ボンドみたいな匂いがする!」
「手だとうまく描けない、筆の方がいいな。」

それでも手の方が描きやすいというツワモノも!こんなにたくさん子どもたちが集まれば、表現方法や感じ方は千差万別。様々な価値観があっていいですよね。
時間が経つと、さすがパワフルで元気な3年生たち。真っ白だった不織布は一気にカラフルで鮮やかな画面に仕上がっていきました。


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サーン、二ー、イーチ、、、ゼ〜〜ロ〜〜〜!もう終わりで〜〜〜す!

彩り豊かで個性的な画面が完成しました!!

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このあと、簡単に鑑賞時間を設けてやって見て大変だったことや、横断幕がどんな風に見えるか話し合って、代表の子に一言発表してもらいます。
それが終わると、横断幕にちらちら見えていたテープをみんなで剥がしていきます。

そうすると、何やら白い線が浮かび上がって、、!?
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!?!?!?

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なんと、事前に各々のグループのオノマトペのテーマに沿って学生たちがマスキングテープで絵を仕込んでいました。
(テーマが上から「どろどろ」「ぐるぐる」。)

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子どもたちと学生たちの合作の完成です!
今度は各々のグループを回りながら深い鑑賞授業に入ります。自分たちの作った作品の見どころや、頑張ったところなどを発表したあと、みんなから意見を聞いて自分やお友達の作った作品に対する興味、関心理解を深めます。
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「絵の具がすぐ乾くから、手がゾンビみたいになった。」
「手形をつけるのが難しかった。」
「絵の具を手で触るのは汚れるから嫌だったけど、意外と楽しかった。」
「テーマと違うけど地獄みたいに見える!!お花畑の地獄!」etc

子どもたちの発表はかなり強烈で豪快なストレート投球!何と言っても積極的。核心部に触れるような意見や、私たちの想像の斜め上をいく面白い意見も、、!実際に子どもたちと触れ合ってみないとわからない経験ですね。
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(当日は公開授業の日でしたので、保護者の方も大勢いらしていました。)

鑑賞授業が終わると大きな声でご挨拶。
横断幕は最後、校庭にある登り棒、うんていなどの遊具を使用して3年生の教室から作品が見える場所に展示してハラハラドキドキの出前授業は終了しました。せっかくなら、大きな作品も広くて開かれた場所に展示してあげると、もっと作品らしさが出て、より作品が映えてきますよね。とはいえ、校庭の遊具を一時的にお借りできたのは小学校側のご厚意のおかげです、大変感謝しております。ありがとうございます!



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授業を終えたあとは、3年生のみんなの中に混ざって一緒においしい給食をいただきました!

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(キムタクチャーハン!!)

こうして、旅するムサビin杉並区立大宮小学校 黒板、窓ジャックと出前授業の活動を終えました。


 今回の出前授業は、もちろん冒頭で申し上げたように身体表現を連携させたような造形遊びができることが目的ではありますが、大学機関で美術(または美術教育)を学ぶ身の私たちが、単純に

「こんな授業があったら面白いだろうな〜〜。」

という好奇心のような、願望のような思いがありました。授業を計画していく中で、比嘉先生は私たちのやりたいことを尊重していただきながら、未熟な学生である私たちに、現場の先生だからわかる実態や現実を擦り合わせてご提案や助言してくださいました。その中でも、授業の流れを考えている時に「流れを考えるときは、子どもの気持ちになってわくわくするところを想像して組み立てると学生たちも楽しくできますよ!」という助言は時間が間延びしないようになどなど、頭でっかちなった私たちにとってこんな授業があったら面白いという気持ちを思い起こすハッとしたアドバイスでした。事務的な作業に落とし込もうとすると、どうしても最初は新鮮味のあったクリエイティブ面が弱くなってきてしまうことに気づかされます。
 また実際に授業を行ってみて、美術大学の中では日常化していることも、一歩外に出てみれば世間一般では不親切になり得ることも少しずつ発見しました。”美大生だからこそできること”は、美術と社会を客観的な位置から俯瞰できるような態度がなければ、考えることも実行することもできないと思います。こうした部分を身をもって体験できたことは、美大生として非常に良い経験になりました。その他にも多くの良い部分、反省点を得ることができました。当日を終えるまで「授業でもなんでもなくただ絵の具とじゃれているだけ」とか思われたらどうしようなんて、内心不安でいっぱいでしたが(笑)なんとか最後までやり遂げることができました。何よりも学生全員が楽しんで活動に取り組めたことが本当に良かったと思います。

今回の旅ムサは、黒板ジャック3枚、昇降口の窓アート制作、そして小学校3年生2学級2時間ずつの図工の授業内容をゼロから考え、計画、実行(振り返り)までという大変貴重な活動をさせていただきました。杉並区立大宮小学校先生方、主事の方、本学関係者の皆様には大変ご尽力いただきました、本当に本当にありがとうございました!!

次はどこに旅しに行こうかしら?ワクワク〜〜。


文:油絵学科版画専攻2年 石川瑞紀
写真:工芸工業デザイン学科1年 早貸真理絵

参加メンバー
油絵学科版画専攻2年 石川瑞紀
油絵学科油絵専攻3年 浅子遥
油絵学科油絵専攻2年 奥津英里子
基礎デザイン学科1年 伊藤由莉
工芸工業デザイン学科1年 渡邊美波
工芸工業デザイン学科1年 早貸真理絵

# by tabimusa | 2019-03-18 20:55 | 旅ムサ2019 | Comments(0)

黒板ジャックin杉並区立天沼小学校 お披露目編


前日の制作を終えて迎えたお披露目の日、朝登校してくる子どもたちを教室で待機していました。
はじめに入ってきた児童さんは「ここ入っていいの....?」と恐る恐る入って少し警戒しながらもどでかく描かれている黒板に少しずつ近寄っていました。

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お披露目ではたくさんの児童さんが作者の声に耳を傾け、様々な意見や感想を話し合うなどの姿が印象に残りました。
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それぞれの教室を回って、「この絵を見てからだとこう見える......」「このカブと小人は本当はカブがでかいからこれは小人じゃない...」のような意見も中にはあったようです。
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「なんで振り返ってるの?」という疑問にも「威嚇してるんじゃない...?」「音がしたんじゃない...?」等.....描かれているものを自分なりに解釈しようとする姿勢がありました。

お披露目を終えた後も熱心に話している姿も垣間見られました。

文責:武市 
写真:松井、田中


# by tabimusa | 2019-03-18 18:18 | 黒板ジャック | Comments(0)

旅ムサin杉並区立大宮小学校 黒板、窓ジャック編

 こんにちは!旅ムサin杉並区立大宮小学校のリーダー油絵学科版画専攻2年石川瑞紀です。

 2月15日(金)〜16日(土)に開催された杉並区大宮小学校の展覧会で黒板ジャックと窓ジャックを施し、最終日の16日(土)には3年生に私たち学生が企画した出前授業を行いました。旅ムサの活動としては、非常に盛り沢山で充実した内容になりましたので、黒板ジャックの様子からご紹介していきたいと思います。

 今回、訪れた杉並区立大宮小学校は京王線永福町駅、丸ノ内線方南町駅から少し歩いたところにあります。かなり都会的な立地ですが、近辺には情緒ある商店街に、この時期はたこ揚げで賑わう清美山グラウンド。(子どもたちが教えてくれました!)すぐ近くには善福寺川が流れており、都会ではあるけれど自然豊かな印象を受けました。

 さて、本題に入ります。今回実施した黒板ジャックは展覧会の催しなので、各教室の展示内容に合わせて制作しました。

 3階のイチョウルーム(ランチルーム)では、2年生のマドマドタウンの作品が展示されていたので前後の黒板に「街」をテーマに黒板ジャックを施しました。階段を上がると、こどもたちの作品と夜の街をイメージした工芸工業デザイン学科1年渡邊美波さんの黒板アートが顔をのぞかせています!
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 青の絶妙な色調で描かれた素敵な作品。渡邊さんは黒板ジャックは初めてとのことでしたが、本人の不安をよそに大好評だったご様子!やったね!
 そんな渡邊さんの作品に背を向けると、後ろには基礎デザイン学科1年伊藤由莉さんの黒板ジャックが!
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渡邊さんの作品と比べて小さなサイズの黒板でしたが、しっかりとした存在感を放っています。紫の色面がぐっと画面を引き締めていますね!
1つ階段を降りると、調べ学習室では5、6年生の家庭科作品の展示が行われています。家庭科をイメージして描かれたこちらの作品は油絵学科油絵専攻2年奥津英里子さんの黒板ジャックです!

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 ごろごろした野菜たちが今にも音をたててこちらに転がってくるようです。奥津さんらしい優しげな雰囲気が漂う作品となりました。黒板に近づいてみると本当にチョークだけで描かれているんですよね、不思議です。


 通例の黒板ジャックでは、本ブログにいくつか掲載されている通り”通常授業の前日に私たち美大生が黒板に絵を描き、それが朝登校した時のサプライズとなります。そして授業開始に合わせ、子ども達の手によって儚く消し去られていき日常に戻る”までが流れなのですが、すでに展覧会という非日常的アート空間にさらに彩りを加える、という通常とは異なるシチュエーションで黒板ジャックを制作したので、学生たちも子どもたちの作品を鑑賞しながら楽しんで制作できたようです。黒板アートと子どもたちの作品が相まってよりカラフルで素敵な展覧会演出に成功しました!
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 続いては、窓ジャック。展覧会の受付の第二昇降口に窓ジャックをさせていただきました。 

 こちらは油絵学科油絵専攻3年浅子遥さん、工芸工業デザイン学科1年早貸真理絵さんと私、石川が主体となって参加メンバー6名全員で描き進めていきます。昇降口の掲示物を全て剥がし、窓を綺麗に磨いていきます。主事さんもお手伝いしてくださり大変助かりました(;_;)

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 昇降口の出入りが少なくなる午後から描き始めたため、なかなか終わるかどうか不安になりながら制作を進めていきました。描いていると、子ども達が積極的にたくさん話しかけてきてくれます。

「クレヨン!?」
「これからどんな絵を描くの〜??」

 子どもたちの純粋な眼差し、質問に私たちも答えながらついにやにやしてしまいます。どんな絵ができるかは明日までのお楽しみだよ〜〜!!!

 ちなみに今回使用する描画材は、窓ガラスやホワイトボードに描画できるキットパスという理化学研究工業社が出している筆記具です。パッと見はクレヨンのように見えますが、水拭きできれいに消えるので学校のような完全復旧が条件の現場では重宝される画材ですね。
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 作業は夜遅くまで続きました。
 昇降口に絵を描いてしまうだなんて、絵を描くのが好きな私からしたら本当に夢のある経験だな、と喜びを噛み締めながら描いていました。先生方から素敵な差し入れや暖房設備の整備まで絵を描くコンディションを整えてくださって学校の先生はやっぱり面倒見のいい方ばかりだと実感。本当にありがとうございます!
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完成図!
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校舎の一部が絵になっているわけですから、規模的にも結構な迫力です。校門から見てすぐ目に入ってきます。

「ゾウさんなのになんでピンク色とかいろんな色が混ざっているの?」
「窓の柱があるのにそこにあると想像して描いているのがすごいね。」
「黒板を描いたお姉さんが描いたの?」

窓ジャックをご覧になった方からはこんな声が聞こえてきました。
まず、黒板ジャックから窓ジャックまできちんと最後までやり遂げられたことと、みなさんの反響に一安心することができました。

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 こうして、黒板、窓ジャックは終幕を迎えることができました。もちろん、反省部分は多くありますので省みるところはきっちりと、良いところはしっかりと伸ばしていきたいです。いや〜、でも完成した時は、本当にほっとしました。見守ってくださった皆様、学生メンバー、関係者各位本当にお疲れ様でした!ありがとうございます!!!

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 普段、美大生(特にファインアートのような日本画、油絵、版画、彫刻を専攻する学生)は大学のアトリエにこもって個人制作中心の生活をしていますが、こうした開かれた環境で複数人で協力して絵を描くと、様々な場面で社会的コミュニケーションが自然に形成されていることに気づかされます。学生間で絵の内容を相談したり描く箇所の役割分担ももちろんですが、先ほど紹介したような子どもたちだけでなく保護者、職員方々が絵を描くということに関心を持ってくださって、そこからまた絵についての会話が広がっていきます。先生方には「外は寒いのに楽しそうに絵を描いてくれるからこっちまで元気がもらえるね!」とおっしゃっていただいたようで、本当にありがたいですし嬉しい気持ちでいっぱいになりました。大学内で絵を描いているだけでは得られない経験です。
 私たちが黒板ジャック、窓ジャックのような絵を描くたったひとつの行為から、作品の良し悪し以前に描く行為自体が様々な形に変容して、表現することの豊かさや美術の楽しさを少しでも感じてもらえるということに繋がる体験ができたこと、そして何よりも私たち”美大生が社会の中で活動すること”がどういうことかを学ばせてもらえる貴重な時間を過ごすことが旅ムサ、黒板、窓ジャック編の最も大きな収穫になったと思います。

次回は、いよいよ3年生に実施した出前授業編。お楽しみに!



文:油絵学科版画専攻2年 石川瑞紀
写真:工芸工業デザイン学科1年 早貸真理絵

参加メンバー
油絵学科版画専攻2年 石川瑞紀
油絵学科油絵専攻3年 浅子遥
油絵学科油絵専攻2年 奥津英里子
基礎デザイン学科1年 伊藤由莉
工芸工業デザイン学科1年 渡邊美波
工芸工業デザイン学科1年 早貸真理絵



# by tabimusa | 2019-03-01 23:39 | 旅ムサ2019 | Comments(0)

旅ムサin立川市立幸小学校

2月25日(日)武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の2名が黒板ジャックを立川市立幸小学校にて行なってきました!

幸小学校では、毎年この卒業式が近づく次期になると6年生のクラスに黒板ジャックをすることが恒例になっております♪

今回制作した二人は普段からあまり絵を描くことは少ない為、喜んでくれるか、メッセージが伝わるかなど戸惑いが多かったのですが、次のお披露目会で教室に響き渡る「きゃあ!凄い!!」「本物みたーい!」という明るい声が響き、とても楽しい黒板ジャックになりました♪♪

黒板ジャックを行なっている学校はまだまだ少ないですが、この感動をより多くの子供たちに届けられるようになりたいと思った今回の旅ムサでした。



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文章:江田さくら
写真:江田さくら

# by tabimusa | 2019-02-27 21:00 | 黒板ジャック | Comments(0)

黒板ジャックin杉並区立天沼小学校〜制作日編〜

2月11日、12日に杉並区立天沼小学校で実施された、黒板ジャックの様子をお届けします!


武蔵野美術大学の学生7名で、天沼小学校の5・6年生の黒板をジャックしてきました。

メンバーの中には、黒板ジャック自体が初めてという学生から、天沼小学校での黒板ジャックは2回目という学生も!


この記事では制作の様子をお伝えします。


当日、朝8時45分に天沼小学校へ!


この日はとても寒く、行きは雪がチラついていました。


先生と少し打ち合わせをしつつ、天沼小学校で15・16日にて開催される展覧会の展示様子も覗かせていただきました。

全学年、全児童の作品がたくさん・・・!

展示途中からでも素敵な展覧会になりそうな予感がしました。



天沼小学校の子どもたちの作品に奮い立たされ、いよいよ制作に入ります!

先生方からの貼るカイロの差し入れと教室の暖房を駆使してチョークを動かします。


途中経過はこんな感じ

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昼休憩に先生方から暖かいお茶と大福をいただき、体力を充電しつつ、黙々と制作に取り組みます。


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みなさん中々の力作が出来上がってきています!


5・6年生の教室でしたが、お披露目は全学年で行うそうなので、どの学年の子どもたちにも鑑賞できる内容を!と考えながら制作しました。



そして19時ごろ全員の作品が完成しました!

出来上がりはこんな感じです。


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5年1組の教室   作者:伊藤 加津子さん


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5年2組の教室   作者:松井 悠さん


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5年3組の教室   作者:石橋 彩さん


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6年1組の教室   作者:三好 菜々果さん


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6年2組の教室   作者:石丸 美緒里さん


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6年3組の教室   作者:武市 華奈江さん


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6年3組の教室   作者:田中 葉月



明日の子どもたちの反応を想像しワクワクしながら、制作日を終えました。


天沼小学校の先生方、朝早くから夜遅くまで、お力添えをいただき本当にありがとうございました。


翌日はいよいよお披露目です。

次の記事へバトンタッチ!


文章:田中 葉月

写真:田中 葉月


# by tabimusa | 2019-02-18 18:53 | 黒板ジャック | Comments(0)

黒板ジャック in 所沢市立 若狭小学校

狭山ヶ丘駅からほど近く、電車からもそのY字型をした校舎を展望できる、所沢市立若狭小学校に行ってきました!


小学校に到着すると、早速先生がお出迎えしてくださり、「職員たちも子ども達に内緒にするのが大変なほど、みんな楽しみにしています。今日も裏口からこっそり様子を見に来ますよ」と、嬉しいお話をしてくださいました。


若狭小学校で黒板ジャックを実施するのは今回が初めてなので、子どもたちの反応がとても楽しみ!!!と嬉しそうにされていました。


初めての企画で「開校記念日に子どもたちに特別な経験を与える」という任務を任された私たち8人。中には初めて黒板ジャックに参加するメンバーもいるので、そわそわしていました。


1~6+特別支援学級、それぞれ1クラスずつの黒板と、生活科室の黒板に描き、お披露目当日は宝探しのように描いてあったクラスの子も描いてなかったクラスの子も8枚の絵を見つける、という作戦です。


それぞれの学生が希望の学年を選び、教室決めをして、担当の教室に向かい、作業スタート。



若狭小学校の黒板はピカピカの新しい良い黒板。

字を書きやすく消しやすいという黒板アートに向かない黒板にメンバー8人は悪戦苦闘しつつ、作業を進めていきます。




先生方の差し入れやお茶をいただいて休憩を挟みながら、夕方6時、8時間以上の熱闘の末、8枚の絵が完成しました!
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翌朝、児童たちよりも早く登校するべく、730分に狭山ヶ丘駅に集合し、小学校に向かいました。


それぞれ教室の前にスタンバイして、最初の児童を待ちます。


黒板に絵が描いてあるクラスの子どもが登校してきました。

教室に入ろうというところで、立ち止まってしまいました。



次々にやってきた子ども達もいつもと様子の違う黒板に気づき、「えっ?」という声を漏らし動きが止まる子や、担任の先生に「なにこれ?先生が描いたの?」と尋ねる子など、反応は様々です。


8時になると、校内放送が流れ出しました。

「今日は学校のお誕生日です。学校の中に、8枚の黒板アートがあります。見つけてみてください。」


廊下が子ども達で埋め尽くされて行きます。


「ない!」「違うー」「あ、あった!!!」「あっち、サッカーボール描いてあったよ!」「生活科室も見た!?」「これCMのやつ??」

色々な声も聞こえてきます。

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学生が廊下を歩いていると、「黒板描いた人ですかー?」と声をかけられたり、「何分で描いたんですかー?」「何人で描いたんですかー?」と質問されたり。


840分になり、朝の会が始まります。

担当した教室で先生に紹介していただき、軽く今回の絵についてプレゼンを行い、子ども達の感想や質問を聞きました。


小学生の反応はどれも、かなり的を射ていました。

「黒板の色は緑なのに、黒く見えて不思議」

「どうやったら上手に塗れるんですか?」

「影はどうやって描いているんですか?」

「生きているみたい!」

「3Dみたい!」

などなど、挙げきれないほどです。


中には美大生をぎょっとさせる質問もあり、どうやったら小学生にわかりやすく伝わるか、その場で考えつつ必死に答えましたが、学生にとっては絶好の勉強の機会となりました。


最後に皆で黒板の前で記念写真を撮ってから、クライマックスの「黒板消し」です。


先生が「消したい人ー!?」というと、なんと7割の子どもが手を上げてくれました。

それでもいざ消すとなると「何処から消そう?」「もったいないな~」と戸惑いますが、一人が思い切って少し消すと、ためらいながらもどんどん消えていきました。



3年2組の教室ではなんと歌のプレゼントまでしてくれました。


年に一度の特別な日に、子ども達をびっくりさせて喜ばせるという大行事を成し遂げた私たち8人は、大満足で学校を去りました。




写真:内田久美子、パク・エリ、高橋冴

文章:内田久美子


参加メンバー(作品上から)

三好菜々果

蜂須瑚々

内田久美子

薄羽由実子

丸山紗依

樫山詩歩

高橋冴

パク・エリ


# by tabimusa | 2019-02-07 22:22 | Comments(0)


武蔵野美術大学の教職課程学生や現役の先生、中学校、小学校を巻き込んで展開しているプロジェクト


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