こんにちは！

11月1日（日）２日（月）、私たち武蔵野美術大学の学生は埼玉県坂戸市立城山小学校・中学校に伺い、黒板ジャックを行いました。

新型コロナウイルスの流行により秋の行事が軒並み中止となってしまった城山小学校・中学校ですが、少しでも生徒たちに楽しい思い出を作ってあげたいと言う先生方や保護者の皆様の発案により、今回の黒板ジャック実施が決定しました。旅するムサビの活動もコロナの影響で自粛せざるを得ない状況が続き、今回が今年度最初の活動となりました。

11月1日（日）制作日

制作は生徒のいない日曜日に行われました。城山小学校・中学校は小中一貫校で全校合わせて９クラスの学校です。学生9人で1人１クラス担当し、全クラスの黒板に絵を描きました。今回のメンバーは9人中7人が黒板ジャック初挑戦。事前ミーティングでも彼らの緊張感が伝わってきました。

しかしいざ始まれば、慣れない黒板とチョークと格闘しながらもみんないい絵を書いていました。

作：本望さくら

作：大野彩香

作：川野羽錬斗

作：蜂須瑚々

作：池田萌々恵

作：近藤光之介

作：菊池和佳子

作：篠原幸

作：熊本幸子

８時間ほどかけ、ようやく黒板ジャックが完成！制作途中には保護者の皆様や先生方が見学に来てくださり、「うわー！」「すごいねー。」「教室によって全然違う！！」など感想をいただきました。

また今回は私たち学生とは別に、保護者の方お二人が特別支援学級の黒板にも絵を描いてくださいました。

制作終了後のミーティングでは黒板ジャック初参加メンバーから「初めてで不安もあったが、途中で見にきてくださった方の言葉が励みになった。」とか「絵は得意ではないが、やり切れてよかった。」と言った感想が聞かれました。

11月２日（月）お披露目日

黒板ジャックのお披露目は生徒との接触を避けるためにリモートで行われました。今回は小学校・中学校から２クラスだけリモートで繋ぎ、朝の短い時間でしたが鑑賞を行いました。画面越しではありましたが、生徒の皆さんの驚いた表情や興味津々の反応を見る言葉できてとても嬉しかったです。絵が消される瞬間は「あーーー！」と残念そうな声が聞こえてきました。

コロナ禍で一時は中断していた旅ムサの活動も、リモートを活用することで安全に実施できることが今回の活動を通してわかりました。旅ムサは生徒にとっても学生にとっても刺激的な体験です。まだ模索中ではありますが、今後も活動継続できるよう頑張っていきます！！

最後に今回の活動にご協力くださいました、城山小学校・中学校の校長先生、教頭先生、他先生方、保護者の皆様、誠にありがとうございました。

文：熊本幸子

写真：三澤一実