三日目！岡谷市立長地小学校にて対話型鑑賞活動です。長地小学校は、昨年も旅ムサをさせていただいた学校です。

学生と学芸員の方とで打ち合わせ中。
風邪気味の学生を労わっております。今回の旅ムサでは、寒さとスケジュールの濃さもあってか、体調を崩してしまった学生がチラホラ・・急な変更もありましたが、他の元気なメンバーでカバーし、無事に行うことができました。

協力していただくイルフ童画館の方や、長地小学校の先生、地元作家の方を交えて改めて打ち合わせ。


授業開始です！


子どもたちは作品に興味深々。作品を作った学生への質問が止まりません。


普段ではなかなかできないような距離で作品を見たり、触ったり・・



体を動かして、絵の世界に入っていく子どもたち。



何に見えるかな？

一人の気づきが学生、他の子どもたちへと伝染していきます。

どうなってるのかな？

これがいい！

普段習字で使っているけれど、絵画表現としての墨は子どもたちにとって新鮮！


３、４時間目を終えて、給食を子どもたちと一緒に食べました。教室に入ると黒板に嬉しいサプライズが！展示した作品で扱ったモチーフも描いてくれていました。




5限の全学年自由鑑賞の時間を終え、反省会。自由鑑賞では、低学年から高学年まで子どもたちが波のように押し寄せ、作品を見た子どもたちの発言が絶え間なく飛び交いました。

反省会では、子どもが真剣に作品を見つめ、向き合う姿に心が動いたこと、子どもたちの育った環境による作品の受け取り方の違いなど、感じたこと、学んだことを一人一人話しました。
長地小学校の子どもたちは感じたことをたくさん話してくれる児童が多く、また、話すことが苦手な児童も作品とじっくり向き合っていました。参加したスタッフもまた、リラックスして児童と一緒に鑑賞を楽しんでいました。
私自身も、子どもたちの発言が間段なく重なっていく姿から、考えたことを話したり、聞いたり、そこから考え直したり、見方が変化し広がっていくことは楽しいことを改めて実感させられた鑑賞活動になりました。
明日はついに最終日です。



写真：三澤一実先生文：松下葉月