11.17 黒板ジャック!南砂小学校
立川市立南砂小学校で黒板ジャック!
こんにちは!版画二年の瀧川です。
こんにちは!版画二年の瀧川です。
更新が遅くなってしまいましたが、活動報告をさせていただきます!
表題のとおり、立川市立南砂小学校で黒板ジャックを行いました。
学校中をにぎわせた絵も、授業が始まる前には、消さなくてはなりません。
その前に、朝の会の時間をいただいて、作者が各々の担当した教室で自身の絵について話をしました。児童たちはしっかりと学生をみつめて話に耳を傾けてくれ、話が終わるとこぞって手を挙げて、質問だったり、感想だったりを話してくれました。
時間いっぱいお話をして、記念に集合写真を撮って、みんなに惜しまれながら黒板の絵を消しました。黒板に描いた絵だから、すぐ消されてしまうけれど、でもきっと児童たちのなかになにかを残したと思います。
ある教室では、児童たちがお返しに「ともだちになるために」を歌ってくれました。
最後に校長先生からお話をいただき、改めて、やってよかったと思う学生たちでした。
まだ反省会前なので、個人的なまとめになってしまいましたが。とりあえず。
最後までご覧いただきありがとうございました。またこれから逐次、追記更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
写真:三澤先生
文責:瀧川
表題のとおり、立川市立南砂小学校で黒板ジャックを行いました。
11月16日、日曜日の小学校にお邪魔して、今回は11人で、小学校1年生から6年生までの全12学級の教室の黒板をジャックさせていただきました。
(以下、作者名は敬称略で失礼します。)
4年1組 工芸工業デザイン学科1年 鈴木蘭菜
4年2組 油絵学科版画専攻2年 小野寛志
5年1組 日本画学科2年 菊池陽子
今回は、黒板ジャック史上初となる、小学校開催でした。以前、東大和第五中学校で行った黒板ジャックをとりあげたテレビ番組をご覧になった校長先生から「ぜひ南砂小にきて黒板ジャックをしてほしい」というご依頼があり、同校の図工の先生と学生リーダーの半澤とを中心に連絡を取ったりしながら準備を進めました。
私たちのことは、翌日の朝まで児童たちには内緒。日常で見慣れている全教室の黒板は、学生たちの本気な落書きによって、ほんの数時間だけ、ひとつの作品に変身します。翌朝、何も知らないで登校してきた児童たちは、もう、びっくりしますよね!「なんだこれは!」と。笑
生の作品をみて驚いた経験が、その児童たちの、美術だったり芸術だったりに興味を持つきっかけになったらいいなあ、というのが、黒板ジャックのねらいです。
5年2組 工芸工業デザイン学科2年 遠藤友香
6年1組 油絵学科油絵専攻3年 大森緩子
6年2組 工芸工業デザイン学科3年 半澤篤
2年2組 油絵学科油絵専攻2年 星真由子
3年2組 芸術文化学科2年 藤谷修弥
3年1組 芸術文化学科3年 小林大士
2年1組 芸術文化学科2年 藤谷修弥
1年1組 油絵学科版画専攻2年 瀧川詩織
1年2組 油絵学科油絵専攻2年 廣澤光水
ただの落書きじゃないか、と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
でも、落書きでも、一生懸命やれば、そこに真剣なあつい思いがあれば、だれかを感動させることができると、私は思います。これは先輩の受け売りですが、私は今回の活動を通して、実際に絵を見た児童たちの反応を見て、やってよかったと思っています。児童たちは確かに喜んでくれました。
それに、朝、その絵があっただけで、児童たちがその日一日、なんだか楽しく過ごしてもらえたなら、それってそれだけで、とっても素敵なことだと思いませんか?
私個人としては、翌朝きてみた児童に「落書きだ!消さなきゃ!消すぞ!」って消されないように、そこはぜひ、「……でも消したくない!<`ヘ´>」と思ってもらえるように、描こうと必死でしたが。笑
実施からちょうど一週間が経ち、個人的にはこれからの課題や可能性がみえてきた今日この頃です。
(以下、作者名は敬称略で失礼します。)
4年1組 工芸工業デザイン学科1年 鈴木蘭菜
4年2組 油絵学科版画専攻2年 小野寛志
5年1組 日本画学科2年 菊池陽子
今回は、黒板ジャック史上初となる、小学校開催でした。以前、東大和第五中学校で行った黒板ジャックをとりあげたテレビ番組をご覧になった校長先生から「ぜひ南砂小にきて黒板ジャックをしてほしい」というご依頼があり、同校の図工の先生と学生リーダーの半澤とを中心に連絡を取ったりしながら準備を進めました。
私たちのことは、翌日の朝まで児童たちには内緒。日常で見慣れている全教室の黒板は、学生たちの本気な落書きによって、ほんの数時間だけ、ひとつの作品に変身します。翌朝、何も知らないで登校してきた児童たちは、もう、びっくりしますよね!「なんだこれは!」と。笑
生の作品をみて驚いた経験が、その児童たちの、美術だったり芸術だったりに興味を持つきっかけになったらいいなあ、というのが、黒板ジャックのねらいです。
5年2組 工芸工業デザイン学科2年 遠藤友香
6年1組 油絵学科油絵専攻3年 大森緩子
6年2組 工芸工業デザイン学科3年 半澤篤
2年2組 油絵学科油絵専攻2年 星真由子
3年2組 芸術文化学科2年 藤谷修弥
3年1組 芸術文化学科3年 小林大士
2年1組 芸術文化学科2年 藤谷修弥
1年1組 油絵学科版画専攻2年 瀧川詩織
1年2組 油絵学科油絵専攻2年 廣澤光水
ただの落書きじゃないか、と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
でも、落書きでも、一生懸命やれば、そこに真剣なあつい思いがあれば、だれかを感動させることができると、私は思います。これは先輩の受け売りですが、私は今回の活動を通して、実際に絵を見た児童たちの反応を見て、やってよかったと思っています。児童たちは確かに喜んでくれました。
それに、朝、その絵があっただけで、児童たちがその日一日、なんだか楽しく過ごしてもらえたなら、それってそれだけで、とっても素敵なことだと思いませんか?
私個人としては、翌朝きてみた児童に「落書きだ!消さなきゃ!消すぞ!」って消されないように、そこはぜひ、「……でも消したくない!<`ヘ´>」と思ってもらえるように、描こうと必死でしたが。笑
実施からちょうど一週間が経ち、個人的にはこれからの課題や可能性がみえてきた今日この頃です。
よりよい黒板ジャックをつくっていくためには、今回のことを満足しているだけでは、いけないんですね。やりっぱなしはよくない。
学生内で今回のことを振り返り、一週間後を目処にやってよかったと思うことや、これからやってみたいことなど、追記していきたいと思います。
*
さて、当日の話に戻りましょう!
学生内で今回のことを振り返り、一週間後を目処にやってよかったと思うことや、これからやってみたいことなど、追記していきたいと思います。
*
さて、当日の話に戻りましょう!
翌朝、児童たちは絵をみてびっくりします。
「チョークで描いたの?」「何かを見て描いたの?」と。それはもう興味津々でした。
学生リーダーの半澤から校内放送が入り、ほかの教室にもそれぞれ絵が描かれていると知った児童たちは大騒ぎ。みんな喜んで絵をみに出かけていきました。
学生リーダーの半澤から校内放送が入り、ほかの教室にもそれぞれ絵が描かれていると知った児童たちは大騒ぎ。みんな喜んで絵をみに出かけていきました。
学校中をにぎわせた絵も、授業が始まる前には、消さなくてはなりません。
その前に、朝の会の時間をいただいて、作者が各々の担当した教室で自身の絵について話をしました。児童たちはしっかりと学生をみつめて話に耳を傾けてくれ、話が終わるとこぞって手を挙げて、質問だったり、感想だったりを話してくれました。
時間いっぱいお話をして、記念に集合写真を撮って、みんなに惜しまれながら黒板の絵を消しました。黒板に描いた絵だから、すぐ消されてしまうけれど、でもきっと児童たちのなかになにかを残したと思います。
ある教室では、児童たちがお返しに「ともだちになるために」を歌ってくれました。
最後に校長先生からお話をいただき、改めて、やってよかったと思う学生たちでした。
まだ反省会前なので、個人的なまとめになってしまいましたが。とりあえず。
最後までご覧いただきありがとうございました。またこれから逐次、追記更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
写真:三澤先生
文責:瀧川
追記:年末に文面反省会をしました。以下まとめたものです。
黒板ジャック@南砂小学校 まとめ
まとめの見方:記号と字体分け
①~⑦…各自振り返るに当たりフォーカスしてもらった項目
★ …集まった反省を簡単に分類してみました
・ …集まった反省をそのまま貼りつけたよ
①今回、黒板ジャックをやって、よかったと思うこと
★子どもたちの生の反応がうれしかった
・子どもが思っていた以上に喜んでくれたり、考えて絵を見てくれたこと
・見た人(児童や先生)の反応や感想を直に見聞きすることができたのがよかった。
参考になった。
・府中西高校の時と違って小学生が対象だったので、反応が素直で楽しいし、小学生感動を与えられたことが肌で感じられる体験だった
・作者として教室に現れて颯爽と消して帰るつもりだったのだが、クラスの子がたくさん質問をしてくれて、それだけ色々な疑問が出てくるくらい真剣に見てくれていたことがわかって嬉しかった
・描いたクラスで児童に自分ではあまり考 えずに描いていたことに対して質問され、
見る側の視点を知ることができ勉強になった。
・黒板を消すときの「消さないで!」の声を聞きながら消す快感が忘れられない
・美術をやっている学校にいると、絵を描けることが当たり前になってきていて、私たちにとっての当たり前に、すごいって言ってもらえることにありがたみを感じた
★大きい支持体に絵がかけた!
・何よりも大きな画面に絵を描く、という機会が持てたことです。黒板アートには、「大きな作品が制作できる」、「消しやすく、失敗を恐れず描ける」、「多くの人に鑑賞してもらえる」という特徴があると思います。のびのびと楽しく作品が描けて、たくさんの人に楽しんでもらえました。
・普段黒板なんて素材に絵を書くことはないし課題でも結構時間をかけて制作しているが短い時間の中で制作するという、いつもとは違う作品制作をすることができて面白かった。
・大きい画面で絵を描く経験値を得た
②今回学んだなあと思うこと、気づいたこと
・自分の考えがちゃんと伝わる一方、違った解釈をする人もいるということ
・「面白い!」と思う企画に実際に参加してみると、それを見た人に面白い!と思ってもらえるということです。楽しいことはがっつり楽しむと、自分でも満足できる作品になるのだと実感しました。
・黒板ジャックは楽しい!
・描いた絵で人が喜んでくれること
・チョークは意外と減りにくい
・リーダーとメンバーの仕事量に落差があった
③子どもたちとのやりとりや反応のなかで印象に残っていること
・子どもたちの感想を聞きたくて一人の男の子に声をかけたら何も言わないまま終わってしまったこと。本当に一言も発しなかったことに驚き
・皆さんに「今日朝ごはん食べてきた人!」とたずねたら、クラスの子たち全員の手が上がったことです。大学生はこれを見習わねばならないと思いました。(笑)
・制作についての質問のやりとりなどができ、児童たちに芸術に触れてもらうという今回の企画の趣旨に合わせたコミュニケーションの展開ができました。
・廊下がすごくにぎやかで「あっちもすごいよ!」と叫ぶ子や、走り回る子もいたので、教室の中でもにぎやかに見てくれるのかなと思っていたら、予想と違って、絵を見る時はみんな真剣で、無言で口を開けて黒板の前に立ち尽くしている子が多くて、すごく面白かった
・廊下で「描いてくれてありがとうございます」と生徒に深々とお礼を言われたこと
・先生がとめないと質問が終わらないくらいの質問攻めにあった
・別れを惜しんでうたをうたってくれたのが…もう……
④反省していること、改善点
★黒板を消す時・・・!
・つい制作に夢中になって忘れがちになってたけど、朝の方が本番である
・黒板の消し方です。私は、「絵を消したい」と言ってくれた一人の児童と協力して黒板を消しましたが、他のクラスではたくさんの児童が順番に消しているところもあったようで、もっと多くの児童に消してもらいたかったと思いました。児童にとって、作品を消すことによってできる発見もあったはずだからです。
・児童に絵について聞かれたとき考えずに描いていたせいで言葉につまってしまう部分があった。もう少ししっかり考えて構成をつくってもよかったかも。
★時間厳守。事前準備をしっかりしましょう!
・Googleマップの正門と、実際に校内に入れる入口が異なっていた(しかも遠かった)ことが…こういうこともあるんだなぁと、余裕を持って行動します
★制作に関して。絵の完成度をもっとつめたいなあ!
・自分は結構早く完成し、時間が余ったが余った時間でもう少し完成度を
あげることができたと思う。特に今回はじめての黒板ジャックだったので
もうちょっと粘って書いてもよかったかな、と思ってる。
・もっと絵のクオリティを上げられなかったかなと今は思う
・後半はどうしても疲れが出て絵を描く速度が落ちたり集中力が切れたりするのでなんとかしたい
★原状復帰に関して。今後の対策は?
・黒板を消すときに少し跡が残っていてきれいに消しきることが出来なかった
・朝の会の時間を聞かなかったため、時間オーバーしていたっぽい。黒板をきれいに消しきれなかった
・掃除ちゃんとできていただろうか。黒板ジャックも広がってきている今、注意事項のプリントなど、作るべきかも。(実は今回はリーダーが用意されていました)
生徒の個人情報などの注意もあるし、誰がリーダーやってもできるようにしていく環境が必要か?(小暮さんのたびむさ注意プリントで事足りているのか?)
⑤今回自分は、ここはがんばれたんじゃないかな?と思うこと
・一番色を使ったと思います!
・与えられた時間の中でとにかく楽しんで制作に没頭できたことです。今回は特に、事前の題材選びや資料作成も楽しめたおかげで、制作がもっと楽しいものになりました。
・最後まで描ききった
⑥今後の黒板ジャックでやってみたいこと
・中高生の黒板をジャックしたい
・黒板でできる作品の限界への挑戦です。あるかはわかりませんが、もっと長時間をかけての制作をする機会が欲しいなと思います。
・逆に、経験を重ねて、短い時間でも少ない手間でカッコよく見せる技術が磨きたい、とも思います。
・今後の黒板ジャックでやってみたいことはあまり思いつかないけれど、他大学の人や教職とってない参加者が増えたらちょっと面白そうだなーとは思いました。
⑦自由欄 (言いたいことだったり、考えたことがあれば)
★今後の運営側への要望だったり、引き継ぎ事項
・百均のミニちりとりが便利だった
・借用可の画材と黒板の大きさを事前に知りたい
・取材の有無は参加不参加の段階で知ることはできないだろうか
・南砂の朝の時定が特殊(8:15まで校内に入れない)だということを知らなかった…リーダー知ってたのかな?盲点でした。
・生徒が十分に見る時間をとってくださって、本当にありがたかった。もし寛大な学校じゃなければ子供たちは欲求不満に終わったことだろうと思う
・チョークを半澤氏が一括購入してくれていたのもとても助かりました。
あとはどんな絵を描いていくか、美大生としてどう表現していくかは考えたいところ…。
★高校と小学校、どっちも参加してみて・・・
・府中西の時はやっぱり高校生がすごく大人で、教室に入ってきたときは、「ああ、すげえ」っていうような反応をしてくれるけど、すぐに日常に戻ってしまう印象だったけど、小学生は非日常の中にいられる時間が長いというか、テンションMAXをずっとキープして感動したことを体中で伝えてくれる感じが心地よかった
・小学校、高校でやってみて、比較して分かったことというか、学んだことがある。
子供は制作過程もふくめて作品に興味をもったけど、高校生は提示されたような
反応をしたよ。才能というフレーズを使うのも興味ぶかい。私は抽象的なものをかいてたけど、小5は「意味がある」と思って感想をいってたんだ。
★スペシャルサンクス
・黒板ジャック、制作、周囲の反応含めとても楽しいものでした!企画に携わった先生方、南砂小の先生方、児童の皆さん、本当にありがとうございました。
・半澤リーダー、ありがとうございました!おつかれさまでした!
以上!ぜひみなさまの今後の活動に役立ててくださいな。
データ提出してくれた方、ありがとうございました!お疲れさまでした~!
by tabimusa
| 2014-11-17 11:10
| 黒板ジャック
|
Comments(10)
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at 2014-11-17 13:44
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tabimusa at 2014-11-18 23:19
コメントありがとうございます。何かコラボレーションできそうですね。
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at 2014-11-20 23:35
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2014-11-22 09:37
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tabimusa at 2014-11-23 00:54
池邊様 有り難うございます。是非紹介頂けたら幸いです。ダストレスチョークも使っています。他、何種類か混じっていると思います。大学はダストレスチョークです。
個人的にはチョーク愛好者です。ホワイトボードとマーカーは例えればペンの描画で、チョークと黒板は毛筆の感覚です。力の入れ具合や勢いが黒板に記されていくのでとても好きです。子どもたちにもチョークの面白さを感じて欲しいなあと思います。(みさわ)
個人的にはチョーク愛好者です。ホワイトボードとマーカーは例えればペンの描画で、チョークと黒板は毛筆の感覚です。力の入れ具合や勢いが黒板に記されていくのでとても好きです。子どもたちにもチョークの面白さを感じて欲しいなあと思います。(みさわ)
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tabimusa at 2014-11-23 00:57
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at 2014-11-25 20:14
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2014-12-01 10:46
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tabimusa at 2014-12-03 01:47
こちらに問い合わせてみて下さい。
問い合わせ先
◇黒板ジャックについて
「武蔵野美術大学 広報入学センター」
東京都小平市小川町1-736
http://www.musabi.ac.jp/outline/organization/admin/
問い合わせ先
◇黒板ジャックについて
「武蔵野美術大学 広報入学センター」
東京都小平市小川町1-736
http://www.musabi.ac.jp/outline/organization/admin/
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at 2014-12-03 18:56
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