矢口幼稚園で旅ムサ 10.22
大田区にある矢口幼稚園の放課後造形教室「こどもとあそびじゅつ」で旅ムサです。対象は、この園を卒園した小学校1,2年生。さてさて、おとなしく作品を見てくれるのでしょうか?
幼稚園に着きアトリエを主催している阿野さんと本日の流れを確認しました。
幼稚園の延長保育が終わったら急いで作品展示。今度は卒園生である小学校1.2年生のアトリエの時間です。
いよいよスタート、阿野先生が出席を確認しています。
そして、グループ分けの抽選です。
目をつぶらせてそのすきに作品を持ち出し展示しました。ご対面。
第一声は「うわ〜きたない!!」
ファシリテーターが作品鑑賞を進めていきます。
やんちゃな男子と、クールな女子と。鑑賞にも性差が出ます。交互に鑑賞。
いつものように作者が登場!落ち着きのない男子も、作者の話に集中。
もう一つの作品はというと、こちらは初めからかなり集中していました。
作品が子どもたちの世界に入りやすかったのでしょう。
それぞれ10分の鑑賞を終えて、作品チェンジ!移動して入れ替わります。
この絵、触ってごらん。触覚も大切な鑑賞です。
さて、後半は、アトリエ美術館で鑑賞。
別室に、学生とアトリエスタッフの方々の作品を展示しています。
スタッフの方々のステキな演出で、チケットと看板が用意され、そして学芸員に扮したスタッフが入り口でチケットをもぎります。
学芸員のお姉さんの作品でした。(多摩美生)
アクセサリーも女子に人気。
阿野さんもポスターを持参して
ほかにも様々な作品が展示されました。どの作品にも子どもたちは興味津々
本の装丁も鑑賞しました。
あっという間に1時間が過ぎ、子どもたちはまた美術館に行きたい!!と。
今度は年長さんと鑑賞してみたいねと。旅ムサのチャレンジは続く。(文・写真 三澤)
学生の感想
1年の肥田野です。
私は今回が初めての対話型鑑賞でした。私は今回、作者側で参加しました。
私の絵は子どもにはどうなのだろう…と思っていましたが、絵を観るや否や、「気持ちわるーい!!」「汚ーい!!」と、予想以上に言ってくれました。
それから、ファシリテーターの学生に引き出されて次々に感想が飛んできました。これがとてもレベルの高い鑑賞で、その光景を観て、私は後ろでただびっくりしていました。最後には、「この絵は、地球がダークホールに飲み込まれる絵なんだ!!」という所まで到達しました。正直、まだ小学校低学年で、ここまで鑑賞する能力があるとは予想以上でした。これはこの光景をみないと分からないなあと思いました。また、こんなにレベルの高い鑑賞になったのは、引き出すファシリテーターの学生の力量あったからだなぁ、と感じました。
私の反省した点は、広がるに広がった想像にしっかりと肯定してあげられなかった事です。
私が東京都心のビル街として絵を描いても、その子にとっては停電した地球がダークホールに飲み込まれる終末の絵なのです。絵にはどんな風に思ってもいいんだよと言いたいのに、実際に素直な感性に触れるとびっくりしてしまって否定しているかのような反応になってしまい、その難しさを体感じましたが、必要なのは慣れだと思いました。
第2部の美術館と称した鑑賞では、私も少しファシリテーションをする機会があったのですが、始めてすぐ詰まってしまいました。アトリエの先生方が助けてくださったのですが、すると、話がどんどん広がって、子どもからもどんどん感想が出てきて、とても楽しそうでした。
さすが先生方だなぁと感動しました。私も頑張って出来るようになろうと思います。
また、今回作者側で参加したことで、ファシリテーションもとても勉強する事が出来たのですが、私の作品に子どもたちが素直な感想を沢山言ってくれたのが、とても絵の勉強になりました。
そう言えばおじさんたちはこんなに素直に感想を言ってくれなかったなぁ…と思って少し感動していました。けれども、おじさんたちにもファシリテーションをすればここまでいかずとも鑑賞の楽しさを思い出して貰えると思います。大学でどんどん絵を描いて、これからも頑張って参加していきたい思います。
幼稚園に着きアトリエを主催している阿野さんと本日の流れを確認しました。
幼稚園の延長保育が終わったら急いで作品展示。今度は卒園生である小学校1.2年生のアトリエの時間です。
いよいよスタート、阿野先生が出席を確認しています。
そして、グループ分けの抽選です。
目をつぶらせてそのすきに作品を持ち出し展示しました。ご対面。
第一声は「うわ〜きたない!!」
ファシリテーターが作品鑑賞を進めていきます。
やんちゃな男子と、クールな女子と。鑑賞にも性差が出ます。交互に鑑賞。
いつものように作者が登場!落ち着きのない男子も、作者の話に集中。
もう一つの作品はというと、こちらは初めからかなり集中していました。
作品が子どもたちの世界に入りやすかったのでしょう。
それぞれ10分の鑑賞を終えて、作品チェンジ!移動して入れ替わります。
この絵、触ってごらん。触覚も大切な鑑賞です。
さて、後半は、アトリエ美術館で鑑賞。
別室に、学生とアトリエスタッフの方々の作品を展示しています。
スタッフの方々のステキな演出で、チケットと看板が用意され、そして学芸員に扮したスタッフが入り口でチケットをもぎります。
学芸員のお姉さんの作品でした。(多摩美生)
アクセサリーも女子に人気。
阿野さんもポスターを持参して
ほかにも様々な作品が展示されました。どの作品にも子どもたちは興味津々
本の装丁も鑑賞しました。
あっという間に1時間が過ぎ、子どもたちはまた美術館に行きたい!!と。
今度は年長さんと鑑賞してみたいねと。旅ムサのチャレンジは続く。(文・写真 三澤)
学生の感想
1年の肥田野です。
私は今回が初めての対話型鑑賞でした。私は今回、作者側で参加しました。
私の絵は子どもにはどうなのだろう…と思っていましたが、絵を観るや否や、「気持ちわるーい!!」「汚ーい!!」と、予想以上に言ってくれました。
それから、ファシリテーターの学生に引き出されて次々に感想が飛んできました。これがとてもレベルの高い鑑賞で、その光景を観て、私は後ろでただびっくりしていました。最後には、「この絵は、地球がダークホールに飲み込まれる絵なんだ!!」という所まで到達しました。正直、まだ小学校低学年で、ここまで鑑賞する能力があるとは予想以上でした。これはこの光景をみないと分からないなあと思いました。また、こんなにレベルの高い鑑賞になったのは、引き出すファシリテーターの学生の力量あったからだなぁ、と感じました。
私の反省した点は、広がるに広がった想像にしっかりと肯定してあげられなかった事です。
私が東京都心のビル街として絵を描いても、その子にとっては停電した地球がダークホールに飲み込まれる終末の絵なのです。絵にはどんな風に思ってもいいんだよと言いたいのに、実際に素直な感性に触れるとびっくりしてしまって否定しているかのような反応になってしまい、その難しさを体感じましたが、必要なのは慣れだと思いました。
第2部の美術館と称した鑑賞では、私も少しファシリテーションをする機会があったのですが、始めてすぐ詰まってしまいました。アトリエの先生方が助けてくださったのですが、すると、話がどんどん広がって、子どもからもどんどん感想が出てきて、とても楽しそうでした。
さすが先生方だなぁと感動しました。私も頑張って出来るようになろうと思います。
また、今回作者側で参加したことで、ファシリテーションもとても勉強する事が出来たのですが、私の作品に子どもたちが素直な感想を沢山言ってくれたのが、とても絵の勉強になりました。
そう言えばおじさんたちはこんなに素直に感想を言ってくれなかったなぁ…と思って少し感動していました。けれども、おじさんたちにもファシリテーションをすればここまでいかずとも鑑賞の楽しさを思い出して貰えると思います。大学でどんどん絵を描いて、これからも頑張って参加していきたい思います。
by tabimusa
| 2014-10-23 23:17
| 旅ムサ2014
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